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フィールドワークにもとづく地域生活空間計画

1.研究テーマ
(1)まちづくりのフィールドワーク 景観まちづくり、地域活性化、減災まちづくり
(2)東南アジアの都市と住まいの研究 
(3)歴史文化遺産の継承

2.学習目標 地域固有の計画の立案・実現手法を学ぶ
・地域の文脈を把握する力を身につける
・地域の課題の改善に向けた(現実的な)提案をする力を身につける
・地域特性や改善提案のプレゼンテーション能力を身につける

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これまで20年の間に24回の海外調査を行ってきた。

広島工業大学着任後は、毎年夏季に3週間~1ヶ月程度10名前後の学生とともにカンボジア、フィリピン、インドネシアで調査を行ってきた。近畿大学着任後も、夏季には10名~15名、冬季には数名で、現地の大学と合同調査を実施している。

東南アジアのフィールドは、学生にとって、学習のモチベーションを高める絶好の機会である。学生の人間性の練磨とともに、都市計画や建築計画をゼロから考える機会を与えることができる。フィールドワークをもとに都市形成・都市計画原理を把握する中で、都市を読む技術を身につけることができる。

東南アジアをフィールドとし、地域固有の都市計画や建築計画の原理を明らかにする作業を通じて、「近代」や「西欧」に対置される世界での多様な計画原理一つ一つを着実に明らかにしていくことを研究テーマとして掲げている。

1991年よりインドネシアの都市計画研究に取り組んだ。フィールドは、インドネシア・ロンボク島であり、2002年3月に「ロンボク島の空間構造に関する研究 住居・集落にみる地域性の形成に関する考察」と題する論文を京都大学に提出し、博士(工学)の学位を得た。

2004年よりカンボジアをフィールドにうつし、都市計画・建築計画に関する調査研究を実施している。テーマは、プノンペンの都市構成、街区構成、ショップハウスの空間構成、都市居住空間の変容、街路空間におけるアクティビティ、住居集落の空間構成などである。
これらの成果は、日本建築学会計画系論文集で報告してきた。

カンボジアは1991年の和平達成後20年が経過した。首都プノンペンは、都市化が徐々に進展しており、開発圧力の潜在性は依然と高い。カンボジアの自然環境や社会環境に相応しい建築や都市居住のモデルを示すことが急務でもある。これまで築いてきた様々なネットワークをもとに、研究成果の還元も視野に入れた活動を展開していきたい。

2010年には、インドネシアのスマトラ島沖地震後の町並み復興計画ならびにカンボジア北部の世界遺産プレアビヒア寺院周辺のエコビレッジ計画に携わった。

東南アジアをフィールドとして、調査研究と計画を連携的に実践することを通して、建築計画・都市計画のあり方を追求していきたい。
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都市計画の学習には、具体的なフィールドの存在が不可欠である。

これまで地域のまちづくり計画の現場に様々なかたちで関わってきた。島根女子短期大学時代は、松江市、斐川町、津和野町、旧木次町、広島工業大学時代は、広島県の広島市、宮島町、大竹市、三次市、岡山県津山市などで、近畿大学着任以降は、大阪市、東大阪市、島根県、出雲市、益田市で様々なまちづくり計画に関わっている。

島根では、松江市中心市街地に建つ昭和2年建造の近代建築に学外合同研究室である「まちかど研究室」を設置し、また広島では、現在、伝建地区指定を視野に入れた調査が実施されている宮島の町並みの中に建つ昭和10年建造の町家を「広島工業大学地域環境宮島学習センター」として整備・活用する中で、学生に対する都市計画の教育を実践してきた。

まちなかに教育研究の活動の拠点を設定することで、地域の人々とのコミュニケーションを通じた学生教育の機会が確保できるだけでなく、様々な研究成果の還元の機会も容易に設定が可能になる。島根女子短大での松江、広島工業大学での宮島のような、まちづくり活動のフィールド拠点を地域の中に求める中で、教育活動と研究活動を連動させながら活動を進めていきたい。

同時に、自治体や市民団体と連携したまちづくり活動を教育研究の場として活用していきたい。

広島工大時代は、津山市の市民団体「まちづくり本舗」と連携した「まちづくり計画」の策定(5回のワークショップ実施)、三次市役所と連携した景観条例・景観計画の検討(5回のワークショップ実施)、大竹市教育委員会等と連携した「まちづくり学校」等のワークショップ(全12回)を、研究室の学生とともに行ってきた。また、大学のプロジェクトとして、複数の研究室の学生とともに、JR広島駅前再開発地区あるいは宮島にてワークショップを実施してきた。

近畿大学着任後は、大阪市の事業であるまちづくり担い手養成講座(全4回/年)、マイルドHOPEゾーン協議会の助成で「空堀子どもまちづくりの会」による子どもまちづくりの実践(WS4回/年)、島根県・出雲市と連携した出雲大社門前町の町並みデザイン整備、益田市と連携した景観まちづくりの推進を実施している。

研究に関しては、自らを参加型研究者と位置づけ、松江市などでの実践をもとに研究論文を発表してきた。

都市に計画学会で発表した3編の論文は、松江市での活動をベースとしたものであり、松江市の都市構成上のポテンシャルを明らかにするとともに、学外合同研究室である「まちかど研究室」や「松江まちづくり塾」での実践をもとに、市民参加のまちづくりの計画論について検討したものである。

また、日本建築学会計画系論文集で2010年2011年に発表した大阪空堀地区と中崎地区に関する論文は、路地や長屋の冗長性に着目し、住民やアーティストや店舗経営者によってまちなかの空間が使い変えられる、その様態を明らかにしている。空堀も中崎も、まちづくりの現場として接してきたエリアであり、関わりの中から見出した地区の空間特性を、現地調査をもとに明らかにしたものである。

今後の研究テーマの一つは、ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)という概念を導入した市民まちづくり活動の分析である。市民社会の到来とともに、地域の都市計画に際して、市民の自発的・自律的なまちづくり活動の推進が重視されるが、それらの活動を活性化するための計画技術を検討している。人的ネットワークやまちづくり意識の醸成のためのまちづくりワークショップ手法の分析等を行っている。
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プロフィール
近畿大学理工学部建築学科都市計画研究室は、2007年4月より新しく生まれ変わりました。

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これまで培われてきた「地域・生活に根ざし地域とともに考える」という視点を継承しつつ、フィールドをアジアに広げ活動を進めていきます。
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