FC2ブログ
20070517143725.jpg 20070517143634.jpg 20070517143559.jpg


1.外部空間と建築
1-1 様々な外部空間
アプローチ空間
回遊空間
広場空間・囲み空間
街路空間・路地空間
緩衝空間・・・分離・移行
遷移空間
親水空間
緑空間

1-2 外部空間と建築
(1)建築ファサードと外部空間
・テクスチャ・質感
・連続性
・時間性
・調和・対立
(2)建築言語と外部空間
・アーケード
・ピロティ

2.外部空間の計画
2-1 スケール
(1)D/H比
・D/H=3・・・くつろげる外部空間と感じる
・D/H=6・・・公共的外部空間と感じる
・D/H<1・・・快適でない外部空間と感じる
・D/H>4・・・閉じた感じがなくなる
(2)空間の規模
・ワンテンス・セオリー
・25m程度までならくつろげる空間と感じる
・25m~140mまでなら巨大な都市的外部空間と感じる

2-2 ヒエラルキー
均質な空間ではなく、空間に階層性を与える
・外部的⇔内部的
・公式的⇔私的
・多人数⇔少人数
・雑踏的⇔静寂的
・動的⇔静的
  例)外部的ー半外部的ー内部的
  ・外部的・・・広々、D/H比大、床面粗野・樹木あり
  ・半外部的・・・幾分狭い、D/H中、床材人工的
  ・内部的・・・狭い、D/H=2~5、床材や照明繊細

2-3 シークエンス
移動に伴う景観の連続や変化、シーン展開の継起的なつながり
・折れ曲がり
・見え隠れ・・・床の高低差、樹木配置、建物配置
・生けどり・額縁

2-4 空間演出
ヴィスタ・・・「通景」「見通し景」
アイストップ・・・道路の突き当たりにある建物など
ランドマーク・・・地域を特徴づける目印
スカイライン・・・建築群のシルエットの形づくる線

3.外部空間の計画事例 近畿大学本部キャンパス
20070517143725.jpg 20070517143735.jpg 20070517143744.jpg

20070517143634.jpg 20070517143559.jpg 20070517143610.jpg

近大西門は、長瀬駅から大学へアプローチする際のアイストップとなっており、本部時計台とともにランドマークとして機能している。本館前広場は、すべての学部の学生が利用するスペースであるため、南北に広がりのある伸びやかな構成となっている。本部西側には並木が設置され本部建物のボリュームを和らげている。広場北側には、アイストップとなる初代総長の像が置かれた池が設置され潤いを提供するとともに、空間に緊張感を与えている。南側には50cm程度の高さの基壇が設置され広場の南側のエッジを形成している。

20070517143621.jpg 20070517143652.jpg 20070517143703.jpg

これら3枚の写真はいずれも学内の広場であるが、それぞれ位置づけが異なる。本館前広場の空間特性は上述の通りである。17号館前の広場は、主に理工学部の学生のみが使用するため、本館前広場よりも公開性が低く、空間構成にもその特性が反映されている。17号館1階部分にはアーケードが設置され緩衝空間(中間領域)が形成され、授業前後の学生の流れを受け止める空間となっている。広場東側には木が多く植えられ、建物のボリューム感を和らげるとともに夏の暑い日ざしをさえぎる役割も果たす。広場南側には、親水空間が設置され広場に潤いを与えている。アプリコット広場はより閉鎖性が高い。3方を中層の建物で囲まれるためD/H比は小さい。広場形状も舞台型となっているため用途も限定される。周辺の建物との動線を考えても公開性の高い広場とは言えない。
それぞれの広場にはヒエラルキーが与えられていると考えられる。空間のスケールならびに配置計画に着目して述べたが、それだけではなく、外灯のデザインや舗装のデザインにもその階層性は見て取れる。



近畿大学本部33号館前
大学キャンパス全体に共通するデザインコードが採用されている。
具体的には以下の3つ。
・レンガ調のタイル
・茶褐色の色彩
・連続するアーチ
建物1階全部をアーケード化することで、緩衝空間・中間領域を実現しており、建物の内部と外部をやわらかくつないでいる。
建物全部の植栽空間は、他と比較して貧弱ならがも、歩行空間の潤い形成に寄与している。
01/02|授業 アーバンデザインコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
この記事にコメント
名前:
コメントタイトル:
メールアドレス:
URL:
コメント:

パスワード:
管理人だけに表示:
管理者にだけ表示を許可
この記事にトラックバック
プロフィール
近畿大学理工学部建築学科都市計画研究室は、2007年4月より新しく生まれ変わりました。

urbankindai

urbankindai

これまで培われてきた「地域・生活に根ざし地域とともに考える」という視点を継承しつつ、フィールドをアジアに広げ活動を進めていきます。
活動内容
リンク
最近の記事
ブロとも申請フォーム
ブログ内検索
最近のコメント
最近のトラックバック
RSSフィード
FC2カウンター