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歴史的環境の中に育まれる生活空間のデザイン

1.対象・・・生活空間と歴史的環境
(1)生活空間の構成要素
 街路・広場・路地
 庭・住戸まわり・縁側
 公園・井戸・花壇
 店先・散策空間・たまり
(2)歴史的環境の構成要素
 歴史的建造物 寺社・城郭・近代建築・町屋・町並み
 地域文化財・・・井戸・地蔵・祠・お堂・門
 昔ながらの樹木
 街路・路地・広場

2.調査手法
地域生活空間のデザインには、既存の環境を把握した上で、地域の人々とともに価値を共有しながら計画を実現していく必要があるため地域調査は必須である。
(1)デザインサーベイ
・歴史的環境の調査手法の一つ。集落全体の実測記録。
・1960年代後半70年代にかけて隆盛を極める
・伊藤ていじや宮脇檀らが先導
・金沢、倉敷、萩、琴平などが対象地となる
・価値のある歴史的環境が失われていく中で、それらを記録に残すという初動期の目的
・地域のデザインコード・計画原理抽出のための作業へと転換
(2)ヒアリング・アンケートなど
(3)ワークショップ


3.計画の視点
(1)場所・地形
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・敷地にあるすべての木々を生かした計画にする
・既存の小さな裏道を大切にする
・できる限り台地を壊さないようにする
・敷地のうち建築しない部分をもう一つの建築空間と考える

(2)コミュニティ・生活
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・お年寄りが散歩するための領域を確保する
・外部空間と建物内部とのつなぎ空間に配慮する
・人が何時間も立ち話ができるようなたまりをつくる
・階段をたたずむ空間として活用する
・建物、玄関、へいに緑の木を植える

(3)歴史・時の蓄積
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・懐かしい町並みを大切にする
・昔から変わらない姿に豊かさを求める
・歴史の中で育まれたデザインを見習う

(4)尺度・空間のスケール
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・建物が終わるところは、やわらかいつながりが保たれるようにする
・路地の雰囲気に生活の息吹を与える
・決して一枚岩的な大きな建物を作らない
・単なる穴としての窓に表情を与える
・目線に近い領域は丁寧につくる


※参考資料 空堀地区HOPEゾーン事業
http://www.sumai.city.osaka.jp/hope/karahori/karahori.html
http://www.sumai.city.osaka.jp/download/karahoriHOPE_91_97.pdf
大阪市のHOPE計画対象地区
・空堀地区
・平野郷地区
・住吉大社周辺地区
HOPE計画とは
 地域の歴史や文化、まちなみなど、地域の魅力と特性を活かした居住地形成をめざすために、地域の方々と自治体が連携して、昔ながらのまちなみの雰囲気を継承し、地域の魅力を高めようとする計画
 Housing with Proper Environmentの略

空堀地区の概要
・豪商寺島家の拝領による市街地と武家地の開発、町人地としての発展
・高低差のある地形に建つ町家や縦横に走る路地、都心生活の原風景

まちなみの特徴
・旧街道と高低差のある地形における建物の工夫
・路地やお地蔵さんと生活文化
・表通りに面した町家や長屋。路地内にある長屋。
・伝統的様式の建物等を活用した新しい動き

空堀の伝統的様式の建物
・伝統的な建物の形式
  総二階町家・長屋
  つし二階町家・長屋
  塀庭付戸建・長屋
  裏長屋
・まちなみを構成するデザインコード
  素材(漆喰・木・瓦・タイル・銅板・ガラス)
  壁面・開口部(むしこ窓・格子)
  軒下、門塀(たたき土間・石畳)

まちなみづくりの3つの方針
・昔ながらの建物は、特色を活かしながら今の生活に合わせて大事に使い、次世代に引き継ぐ
・新しい建物は、昔ながらの建物のよさを取り入れて、まちなみとのつながりを大切にする
・先人から受け継がれてきた路地の雰囲気や、お地蔵さんなどまちに残る文化を大切にする

修景のポイント
1.自然素材を優先する
2.まちなみに調和した色を選ぶ
3.防火性を高めるように工夫するとともに、人にやさしく、暮らしやすいまちなみづくりに努める
4.伝統的建物に見られる形態・意匠を活用する
5.平入り勾配屋根を基本とする
6.高さは周囲を見て決める
7.軒庇のつらなりをつくる
8.軒下空間の取り方を工夫する
9.壁面の連続性をつくる
10.高低差・地形や路面仕上げなど、通りとの関係を尊重する
11.塀・柵・門などはまちなみに配慮する
12.店構えや看板、設備はまちなみに配慮する
13.路地空間やオープンスペースはまちなみに調和するように工夫する
14.マンション等まちなみへの影響が大きい建物は、まちなみに調和するように工夫する

07/06|地域連携まちづくり 空堀ー地域生活空間コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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近畿大学理工学部建築学科都市計画研究室は、2007年4月より新しく生まれ変わりました。

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これまで培われてきた「地域・生活に根ざし地域とともに考える」という視点を継承しつつ、フィールドをアジアに広げ活動を進めていきます。
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