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2006年7月に作成した報告書の一部です。

1.はじめに

 脇田研究室は、「ひろしま・カンボジア市民交流会」(以下、交流会)ならびに「ひろしまハウス建設センター」から委託を受け、2006年7月12日~13日の2日間に渡り、ひろしまハウスの施工調査を行った。


 本報告書は、ひろしまハウスの施工調査により確認された施設の利用上における留意事項について記述し、問題点の解決を図る提案を提示したものである。調査では、設計者が作成した図面からの変更点を確認し、施設の利用において想定される問題点の抽出と、その解決策についての検討を行った。

2.調査結果の概要

 図面の変更点については次項からに譲り、ここでは調査から明らかになった問題点の概要を以下に示す。利用上の問題点としては、主に(1)安全対策、(2)雨水対策、(3)プライバシーへの配慮、(4)設備機器の不備、の4つが挙げられる。

(1)安全対策
 開館時における強盗の侵入など防犯面を強化するため、来館者の移動動線を誘導することと、閉館時には夜間の施設侵入による設備類の盗難を防ぐため、進入経路の遮断が必要である。また、転落危険箇所が数箇所確認されたため、手摺やドアを設置する等の対策が必要である。

(2)雨水対策
 雨季における施設内部への大量の雨の侵入を軽減し、かつ進入した雨を速やかに排出するための排水機能の強化が必要だと考えられる。

(3)プライバシーへの配慮
 上階や隣家からシャワー室内部が簡単に見えることが確認された。寺院の敷地内という施設の性格上、また利用者が安心して施設を利用できるよう、障壁を立てるなどの対処が必要である。

(4)設備機器の不備
 トイレ等の水洗機能の不足と、施設全体(特に個室)に照明機器が少ないことが挙げられる。可能な限り自然光を取り込むという設計主旨に配慮しながらも、オフィス利用に十分な光量を確保する必要がある。

 ひろしまハウスを今後利用するにあたり、上記の問題点が明らかになった。次項からは、これらの問題点について具体的に説明している。今後の方針を検討する際の資料にされたい。

3.今後の調査計画

 現在ひろしまハウスを管理されている方々にお会いし、8月から約1ヶ月間施設に宿泊することの了解を得た。今後は詳細調査から検討課題について精査し、特に雨季における問題点について検討を行う予定である。また、各問題点の解決に向けて、具体的な修正箇所と使用素材、意匠について検討を行う。ソム氏との協議のもと追加工事に必要な金額を査定し、11月の竣工式に向けた追加工事の着手へと移行するための準備を行う予定である。
06/22|アジア都市建築研究 カンボジアコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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近畿大学理工学部建築学科都市計画研究室は、2007年4月より新しく生まれ変わりました。

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これまで培われてきた「地域・生活に根ざし地域とともに考える」という視点を継承しつつ、フィールドをアジアに広げ活動を進めていきます。
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